横浜元町 一茶庵

一茶庵の歴史

一茶庵創業者片倉康雄一茶庵は大正15年に新宿にて開店しました。片倉康雄が一茶庵を開店したときの年齢は22歳。
そば屋での修業はわずか1週間程働いただけという状態での開店でした。
それ以前の職業は当時としては高給だった会計士。ではなぜそば屋を目指そうと思ったかというと村一番のそば打ち名人として有名だった母親が作った蕎麦の味が忘れられず自分もそういう物を作りたかったというのがその理由のようです。

わずかな修行期間のみで始めた為、開店当初はお客さんが入りませんでした。しかし、お客からの批評を糧として精進を続けその後、麦飯からヒントを得て「そばとろ」をヒットさせて店の方も徐々に評判になっていき、 それと同時に北大路魯山人、俳人の小泉迂外、作家の小林蹴月、長谷川如是閑ら文化人との交流を通じて、そば打ちの技術だけでなく陶器、漆器等器やそば道具作り、そば料理の研究等にも力を注ぎました。

戦後は栃木県足利市に店を構え、そば教室などを通じて後進の指導・手打そば技術の普及にも力を入れました。
平成7年に91歳で亡くなったあともこうした数多くの人にその技術は受け継がれています。

〜参考資料〜
「片倉康雄 手打そばの技術」(片倉康雄/旭屋出版)
「蕎麦と生きる」(岩崎信也/柴田書店)

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